2005.7.23-8.24

建築家 清家清展「図面に見る清家清の世界」

建築博物館ギャラリーでは、「図面に見る清家清の世界」と題して、清家清の設計図をもとにその作品の魅力を紹介します。設計図による清家清の紹介は、今回が初めての試みとなります。
清家清は1950年代の小住宅作品で広く知られていますが、この展覧会は、その後も清家がユニークで優れた作品をつくりつづけていたことを示すものです。遺された図面は4万点以上にのぼるため、会場の都合で前半・後半の2期に分けて途中で展示替えを行い、それぞれに厳選した図面約40枚ずつを写真や新たに作成した模型とともに展示いたします(展示替えは8月6日を予定)。
紹介する作品は、初期の小住宅(森博士の家、斉藤助教授の家、私の家)、九州工業大学講堂・事務棟、オリンピック選手村ゲート、埼玉県農林会館、小原流家元会館・豊雲記念館・盛花記念館・九重坂の家、乃村工芸東京社屋、伊豆三津シーパラダイス、軽井沢プリンスホテル、崖の家、続私の家・倅の家などです。展示にあわせて、会場でのギャラリー・トークも前後期それぞれ2回ずつ行う予定です。

◆展覧会
会期:2005年7月23日(土)~8月24日(水)
場所:建築会館ギャラリー
開館時間:9:00~19:30(土日は17:00まで)
◆シンポジウム「モダンリビング再考」
日時:7月23日(土)14:00~17:00
場所:建築会館ホール
パネリスト:野沢正光(建築家)・貝島桃代(筑波大学講師)
司会:奥山信一(東京工業大学助教授)
参加費:無料 定員:300名
◆ギャラリー・トーク(前期)
講師:藤岡洋保(東京工業大学大学院教授)
日時:第1回 7月25日(月)
   第2回 7月29日(金)
   第3回 8月8日(月)
   第4回 8月12日(金)

※関連展覧会1:「建築家 清家清展:《私の家》から50年」
会期:7月23(土)〜9月25日(日)
場所:松下電工汐留ミュージアム
※関連展覧会2:「建築家 清家清展:学び舎はデザインテキスト」
場所:札幌市立高等専門学校
会期:10月8日(土)〜11月5日(土)
※関連書籍:『清家清 ARCHITECT KYOSHI SEIKE 1918-2005』新建築社、¥22,000円、2006年7月

主催:日本建築学会建築博物館、建築家清家清展実行委員会
協力:松下電工汐留ミュージアム、 デザインシステム
映像制作:放送大学、BBプロモーション
模型制作:東京工業大学大学院建築学専攻建築デザインコース

後援:冬夏会、TIT建築設計教育研究会、匠美会、札幌市立高等専門学校同窓会、桑沢デザイン研究所同窓会、日本建築家協会、日本建築士会連合会、東京建築士会、商業施設技術者・団体連合

特別協賛:エヌケーピー、木村技研、三和シャッター工業、昭和フロント、日本交通文化協会、乃村工藝社、ヤマギワ、新建築社

会場風景|撮影 安田幸一
斎藤助教授の家(1952) 模型|撮影 安田幸一
九州工業大学 記念講堂・事務棟(1960) 模型|撮影 安田幸一
小原流一連の建築(1962〜) 模型|撮影 安田幸一
オリンピック選手村メインゲート(1964)模型|撮影 安田幸一
伊豆三津シーパラダイス(1977) 模型|撮影 安田幸一
模型制作の打合せ(東京工業大学にて)