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活動方針

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2003年に設置された建築博物館は今年で20周年を迎えました。当館は、散逸・消失の危機にさらされている近現代の建築資料を蒐集・保護・整理し、ギャラリーでの展示を通じて広く一般に建築文化の価値を伝えることを目的に設立されました。開館時に伊東忠太資料のみであった所蔵資料には、その後、妻木頼黄資料、後藤慶二資料、山田守資料、清家清資料など、我が国の近代化に大きな足跡を残した建築家の資料が加わりました。これらの一部はギャラリー展示を通じて公開され、また近年ではデジタルアーカイブズでも公開しています。

建築アーカイブズの重要性は、2013年の国立近現代建築アーカイブズの設立を機により広く知られることとなりました。また、各地で開催される建築資料を用いた建築展や、現存する近現代建築を巡る建築ツーリズムが人気を博すなど、我が国の建築文化に対する関心は、近年さまざまな形で高まりを見せています。

これからの建築博物館は、建築資料の蒐集や展示とともに、近現代建築の保存活用に関する情報センターとしての役割を担うことを目指しています。全国で行われてる建築アーカイブズ活動を学術的にサポートし、またICAM(国際建築博物館連合)との連携を通じてその価値を広く海外にも発信することで、我が国の建築文化を普及・発展させることを目指しています。

日本建築学会建築博物館委員会

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